[Jira] 企業管理対象プロジェクトで "エピック" の名前を変更する

※本記事は、Rohan Swamiによる英語記事「Rename ‘epics’ in your company-managed projects」を翻訳したものです。内容に相違が見受けられる場合、英文ページの内容を正とします。

こんにちは。

当社では、チームが利用するフレームワーク、あるいはフレームワークの利用有無にかかわらず、あらゆるチームの働き方をJiraに反映したいと考えています。まずは企業管理対象プロジェクトでのエピックの名前について、チームの働き方に合わせてアトラシアンツールをカスタマイズする柔軟性を提供します。

この背景として、Safe Agile Framework (SAFe) を利用するチームの多くが課題階層をJira Software Cloudに反映するのに苦労している点があります。特に、ストーリーの親にはエピックではなくフィーチャーを使う要件があります。また、非ソフトウェアチームも、用語を変更して “キャンペーン” や “候補者” などの実際の作業に合わせることでメリットを実現できるでしょう。

この変更により、ご利用のJiraサイト内で課題階層やエピックをさらに制御できるようになります。これがすべてのチームに価値をもたらすものであれば幸いです。

管理設定で課題階層を管理する

課題階層の構成画面がグローバルのJira管理設定に追加されるようになります。つまり、FreeおよびStandardのJiraをご利用のチームは、エピックレベルまでの課題階層を管理できます。

この新しい設定画面には次のようにアクセスできます: ⚙️ [設定] > [課題] > [課題階層]

issue-hierarchy.png

この画面では、ご利用のサイトの課題階層で、エピックレベルに課題タイプを追加したり、それらの名前変更を行ったりすることができるようになります。

エピックレベルの名前も簡単に変更できます。レベル名(デフォルトではエピック)をクリックし、新しい名前を入力して、[変更を保存] をクリックするだけです。

エピックレベルの名前を変更したら、[課題タイプ] 設定画面に移動し、エピック課題タイプの名前を更新して新しいレベル名を反映します。

issue-types.png

エピックレベルに行った変更は、ご利用のサイト内のすべての企業管理対象プロジェクトに反映されます。たとえばエピックレベルの名前をフィーチャーに変更した場合、バックログには既存のエピック パネルではなくフィーチャー パネルが含まれるようになります。

backlog.png

注意: これらの更新の一環として、ベースレベル (ストーリー、タスク、およびバグのデフォルトのレベル) の課題タイプのみが親としてエピックを持てます。

Advenced Roadmapsをご利用で、エピックレベルよりも上の課題でエピックリンクをご利用の場合、関係性のデータが失われないように2022年2月1日までにそれらのエピックリンクを更新する必要があります。影響を受けるかどうかや、データを保持するために必要な操作については、弊社のガイドをご確認ください。

ボードとバックログでのエピックへの変更

このような更新に併せ、企業管理対象およびチーム管理対象プロジェクトを横断してエピックをより緊密に調整するために、ボードとバックログに追加の変更を行います。

  • ボードとバックログでのエピックの色はエピックの課題色を使うようになります。

  • ボードとバックログでのエピック名はエピックの課題要約を使うようになります。

お客様への影響として、エピックの既存のセットアップ方法によっては、ボードやバックログでそれらを確認したときに少し違って見える可能性があります。

たとえば、ボードとバックログの課題のバッジではエピックの課題要約が使われるようになります。ご利用のエピックの名前とその課題要約が異なる場合、変更のロールアウト時にバッジが更新されることになります。

board.png

課題ビューの更新

課題ビューでエピックをバグ、ストーリー、およびタスクに紐付ける方法を改善しています。これは現在は課題のエピックリンクフィールドで行われていますが、これを新しい親の追加機能で置き換えます。

課題ビューでのエピックリンクフィールドの配置がエピックの効率的な追加を妨げているとの声をお客様からいただきました。これを受け、チーム管理対象プロジェクトでの操作と同じように、課題のパンくずリストから直接親を追加できるようにします。

操作 (…) メニューやキーボードショートカットキーを利用して親を追加することもできます。

issue-view-actions-breadcrumb.png

このような更新を反映するため、JQL関数にも軽微な変更を加えます。parent() JQL関数は、“epic link”、“parent link”、および “parentEpic” 関数の機能を含むように拡張されます。

これらの関数は引き続き動作し、ご利用のJQL検索で新しく作成することもできます。ただし、これらは自動補完からは取り除かれ、チームには parent() JQL関数の利用が推奨されます。

次のステップ

現在、このようなエクスペリエンスを企業管理対象プロジェクトに含めることに取り組んでいます。現時点で、更新のロールアウトは2022年半ばに開始する予定です。リリース日が近づいたら再度投稿させていただきますので、アトラシアンコミュニティにご注目ください。

また、このような更新についての感想もお待ちしています。ぜひコメントにフィードバックや提案を投稿してください。

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