[Data Center] Jira/JSMの次回の長期サポートリリースの発表

※本記事は、Andrzej Kotasが2022年7月14日に公開した英語記事「Announcing the next Jira / JSM Long Term Support release」を翻訳したものです。内容に相違が見受けられる場合、英文ページの内容を正とします。

多くのお客様から、Jira Software/Jira Service Managementの次回のLTSリリースについてのご質問をいただきます。

Jira Software 9.4とJira Service Management 5.4が次のLTSリリース (2022年9-12月予定) になることを発表します。年に一度のみアップグレードを行う環境をご利用の場合、Jira Software 9.4とJira Service Management 5.4が公開されたらそれらに移動することをおすすめします。

提供予定

Jira Software 9.4とJira Service Management 5.4はそれぞれのプラットフォームにおける最初のLTSになるため、チームはレスポンシブなスケールを行い、次のようなたくさんの機能のメリットを活用することができます。

  • 強化されたセキュリティ (Jira Software & Jira Service Management)

    • Jira Software 9.0およびJira Service Management 5.0で利用しているPlatform 6では、サードパーティ製の依存先のスタックのアップグレードや技術負債の解決が行われています。

    • XSRF保護が強化されているため、インスタンスが安全に保たれます。

    • RESTエンドポイントへの匿名アクセスが制限されるため、APIエンドポイントの制御性を維持することができます。

  • 最適化されたパフォーマンス (Jira Software & Jira Service Management)

    • コメントのセーフガードにより、1つの課題のコメント数によってページの読み込みが低下する事態を防げます。

    • 回避スクリプトにより、ページそのものが読み込まれたあとに特定のページアセットを読み込むようにして、ページの素早いレンダリングを確保できます。

    • 課題ビューの改善では、課題ビューのエクスペリエンスのほか、コメント作成や課題編集の所要時間、ダッシュボードの表示方法などが強化されています。

    • ガードレール (当社の製品ベースのドキュメントおよび戦略的な推奨事項) は、お客様に情報を提供し、ご利用のインスタンスでパフォーマンスの影響が発生し始める可能性のあるポイントに到達するのを防げるよう支援します。

  • Automation for Jiraの統合 (Jira Software & Jira Service Management)

    • Automation for Jiraは、チームがプロセスやワークフローを自動化できるようにすることで、チームが重要な作業に集中して手動の繰り返し作業を排除できるようにする強力なアプリです。シンプルなルールビルダーを使い、もっとも複雑なシナリオに対応する自動化ルールを構成していただけます。

  • SLA計算の速度と正確性の向上 (Jira Service Management)

    • 課題履歴に基づく計算

      • 課題履歴に基づく計算は、現段階では新しく作成された課題でのみ利用されます。進行中のSLAを持つ古い課題は引き続き、従来のイベントベースの計算方法で処理されます。

    • SLAの再計算を簡単に実行

      • 課題のSLAの再計算を課題ビューから直接行えるようになりました。課題の日付が変更されたり、SLAの正確性を確認したりしたいときに、サポートに依頼することなくご自身で確認していただけます。

    • マルチスレッド処理

      • スレッド外処理モードを選択できるようにする、新しいSLA構成設定を追加しました。

  • アクセシビリティの改善 (Jira Service Management)

    • 引き続き、Insight Asset ManagementのUIやアクセシビリティへの改善を行っています。

  • セキュアなアプリケーショントンネルでクラウド製品に接続 (Jira Software & Jira Service Management)

    • Atlassian Cloudとセルフマネージド (Data Centerおよびサーバー) 製品をアプリケーションリンクで連携するには受信接続のためにネットワークを開放する必要があります。セキュリティ上の要件のために開放を行えないお客様向けに、アプリケーショントンネルを導入しています。

これだけではありません。含まれる機能の完全な一覧を当社のリリースノートでご確認ください。

さらに、9.0/5.0以降にリリースされたすべての機能や、今後提供される何百ものバグ修正やセキュリティ改善を活用していただけます。今後の提供予定についてはData Center ロードマップ | Atlassian をご確認ください。

リマインダーとして、現在Jira Software 8.13またはJira Service Management 4.13をご利用のお客様は、ご利用のバージョンのサポート終了 (EOL) が2022年11月8日である点にご注意ください。

テクニカルアカウントマネージャーまたはPremierサポートとやり取りを行われている場合、ご利用の環境やアップグレード頻度に応じた提案をご依頼ください。当社の長期サポートリリースの詳細をご確認ください

今後ともどうぞよろしくお願いします。

Jiraチーム

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