Jiraでは「時間の管理」フィールドで タイムトラッキング を実現できますが、一日の終りに時間の記録を忘れないようリマインダーを送りたいことがあります。
ここでは無償のアドオンアプリ Automation for Jira (A4J) で2つの自動化ルールを使うことで、プログラミングなしで実現する方針を紹介します。

■対象環境
- Jira Cloud
- Automation for Jira
■設定手順
下記にて大まかな手順を紹介します。
- (1) 今回利用するアドオンアプリ Automation for Jira をサイトに追加する。
- (2) つぎに対象のプロジェクトにカスタムフィールドの「日時ピッカー」を追加します。Jira Cloudでは、ある特定のフィールド(今回のケースでは「時間の管理」)がいつ更新されたかを取得することができません。よってここでは「時間の管理」フィールドの更新日時を記録するためのフィールドを作成します。ここでは仮にフィールド名を Last updated_at of the target field とします。後述のリマインダー部分で使うのでカスタムフィールドのIDを控えておいてください。
- (2) 新しく作成したフィールドがA4Jに認識されるまで時間がかかるので10分ほど待ちます。
- (3) A4Jで1つめの自動化のルールを追加します。ここでは Time tracking tracker と名付けています。
- When: フィールド「時間の管理 (Time tracking)」が更新されたときを指定する。
- Then: フィールド「Last updated_at of the target field」に {{now}} を指定する。
- (4) A4Jで2つめの自動化のルールを追加します。ここでは Time tracking reminder と名付けています。
- When: Scheduled
- Cron: (4-1-1) 週日の 17:30 に設定する。タイムゾーンはUTCで記入すること。詳しくはドキュメント Triggers をご参照ください。
- JQL: (4-1-2) ステータスが "In Progress" に属しており、かつフィールド「Last updated_at of the target field」の更新日時が当日 00:00 以前になっている課題を対象に設定する。
- オプション: "このルールが最後に実行されてから変更された課題のみを含めてください" は選択しない。

- Then: (4-2-1) 担当者へのメンション付きでコメントを追加。
- オプション: "このルールで特定の問題にこのコメントを1回だけ追加する必要があるかどうかを確認してください" は無効化しておく

(4-1-1) Cron
0 30 8 ? * MON-FRI *
(4-2-2) JQL
resolution = Unresolved and assignee is not Empty and statusCategory in ("In Progress") and ("Last updated_at of the target field" <= startOfDay() OR "Last updated_at of the target field" is EMPTY)
(4-2-1) コメント
カスタムフィールドは「customfield_10129」という形式で実際のIDと置き換えてください。
Hi [~accountid:{{assignee.accountId}}] - We found you didn't update the time-tracking field since _{{issue.customfield_10129.convertToTimeZone(issue.reporter.timeZone).jqlDateTime}}_. Please make sure to log your working time.
- (5) A4Jの「Run rule」で Time tracking reminder が試験動作を行い、正しく動作したか「Audit log」にて確認する
■サポート体制
2019-10-18 にAutomation for Jiraの開発元であるCode BarrelをAtlassianが買収しました。これにより、アプリのサポートをアトラシアンにて行うことが可能になりました。アプリは無料版もありますので、この機会にぜひお試しください。
参考: Announcing our acquisition of Code Barrel, makers of Automation for Jira
0 comments