課題タイプや解決状況が言語ごとに作成されてしまう

 

(1) 発生している問題

Jiraの 課題タイプ  および 解決状況 が、言語ごとに作成されてしまっている。例えば、課題タイプが「Story」と「ストーリー」という別々の名前で存在しておりプロジェクトによって使っているものが異なる。

 

(2) 現行の仕様

Jiraの仕様として 課題タイプ および 解決状況 はプロジェクト作成時の "既定の言語 (default language)" にもとづいて作成されます(以降では 課題タイプ についてのみ言及しますので、適宜 解決状況 としてお読み替えください)。したがって、過去に 既定の言語 の変更が行われた場合、それ以降に作成されたプロジェクトには変更後の言語での課題タイプが利用されています。

 

(3) 既定の言語の確認方法

ご利用中の 既定の言語 は https://EXAMPLE.atlassian.net/secure/admin/ViewApplicationProperties.jspa からご確認いただけます(各アカウント単位の設定である https://EXAMPLE.atlassian.net/secure/ViewPersonalSettings.jspa > Language とは異なります)。

 

(4) 回避策

(4-1) 今後 規定の言語 を変更する可能性がある場合:

課題タイプが言語ごとに複数ある状態のままで利用することをおすすめします。課題タイプの ID が別になっているため JQL で検索する際には、下記例のように別々に指定するように留意が必要です。

issueType in (Story, "ストーリー")

 

なお、課題タイプを 翻訳する ことは可能ですが別のIDとして存在してしまう問題は解決できません。

 

(4-2) 今後 既定の言語 を変更する予定がなく、かつ1つの課題タイプへ統一したい場合:

下記手順にて課題タイプの統一をお試しください。

  1. ドキュメント プロジェクトと課題タイプを紐づける に従って統一先の言語の課題タイプを対象のすべてのプロジェクトへ紐づける
  2. 利用しなくなる言語の課題タイプをすべての Issue Type Scheme から外す
  3. 利用しなくなる言語の課題タイプを削除する

 

(5) 関連情報 

仕様変更の要望が JRACLOUD-43539: Changing Default language and creating a new project creates unwanted Issue Types and Resolutions にて起票されていましたが、対応予定なし (Won't Fix) としてクローズされております。

 

もし不明点などがあればコメント欄にてお知らせください。

 

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