Confluence Cloud のあるサイト(例: https://xxxxx.atlassian.net)にある特定のスペースを、別サイト(例: https://yyyyy.atlassian.net)へ移行したいケースについてご紹介いたします。
本記事では以下のような疑問についてご説明いたします。
「データ移行」機能と 「スペースのエクスポート → インポート」機能の違いと使い分け
エクスポート形式(CSV / XML / HTML / PDF)はそれぞれ何が違うのか
移行先サイトの既存スペースにコンテンツをマージする形で移行できるか
Confluence Cloud には、サイト間でスペースを移行する手段が複数用意されていますが、それぞれ前提条件・移行対象データ・操作場所が異なります。
データ移行: Admin Hub から実施する Cloud-to-Cloud 移行ツールで、移行元・移行先の両方の組織で 組織管理者権限 が必要です。その代わり、スペース権限やページ制限を含めて移行できます。
スペースのエクスポート → インポート:スペース設定から実施する手動の移行方法で、組織管理者権限がなくても実施できますが、エクスポート形式によって移行対象に含まれるデータが異なります。HTML / PDF のように、そもそも再インポートできない形式も存在します。
また、いずれの方法も スペース単位で移行する設計 となっており、移行先には 新しいスペースとして データが取り込まれます。そのため、既存スペースの中に直接コンテンツを差し込む(マージする)機能は標準では提供されていません。
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比較項目 |
データ移行 |
スペースのエクスポート → インポート |
|---|---|---|
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操作場所 |
Admin Hub |
各スペースの設定 → 管理画面(ファイルのダウンロード / アップロードが必要) |
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必要な権限 |
移行元・移行先の 両組織で組織管理者権限 |
移行元のスペース管理者権限+移行先のサイト管理者権限 |
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スペース権限・ページ制限 |
移行対象に 含まれる |
含まれない(移行後に手動設定が必要) |
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ページ間リンク |
Link Fixing 機能によるサポート(※)あり
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Link Fixing 機能によるサポートはなし |
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既存データの扱い |
上書きせず、スペース・ユーザー・グループを選択的にコピー |
新規スペースとしてインポート |
Cloud-to-Cloud 間の移行であれば、移行対象が 1 スペースのみの場合でもデータ移行のご利用を推奨いたします。
スペース権限・ページ制限が移行対象に含まれるため、権限の引き継ぎが確実です。
Link Fixing 機能によりページ間リンクの ID マッピングが自動処理され、リンク切れのリスクを回避できます。
Admin Hub の GUI 上で操作が完結するため、ファイルのダウンロード・アップロードといった手作業が不要です。
手順
移行元・移行先の両方の組織で組織管理者権限を持つアカウントで Admin Hub にログインし、「製品データのコピー」から対象製品(Confluence)とコピーするスペースを選択して実行します。
移行元・移行先の 双方で組織管理者権限を持てない 場合
別組織のサイトへ移行するなど、Admin Hub のデータ移行が利用できない場合
手順(移行元サイト:スペースのエクスポート)
移行元の Confluence Cloud にログインし、対象スペースを開きます。
サイドバーのスペース名の横にある 「…」(その他のアクション)> 「スペースの設定」 を選択します。
「全般」 メニューから 「スペースのエクスポート」 を選択します。
エクスポート形式として 「CSV」 を選択し、「次へ」をクリックします。
エクスポート完了後、ZIP ファイルをダウンロードします。
手順(移行先サイト:スペースのインポート)
移行先の Confluence Cloud にサイト管理者としてログインします。
右上の歯車アイコン(⚙)をクリックし、管理画面を開きます。
左メニューの 「データ管理」> 「スペースのインポート」 を選択します。
ダウンロードした ZIP ファイルを選択します。
「インポート」を実施します。
スペースのエクスポートでは 4 つの形式を選択できますが、移行用途で使えるのは CSV と XML のみ です。
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形式 |
再インポート |
概要・注意点 |
|---|---|---|
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CSV |
可能 |
現在の移行用途における推奨形式。ユーザー・グループ・権限は移行対象外のため、インポート後に手動での権限設定が必要です。 |
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XML |
可能 |
添付ファイルを含むレガシー形式。ページを選択してエクスポートするカスタムエクスポートも可能ですが、2026年12月1日に EOL(サポート終了)が予定 されているため、新規の移行用途には推奨されません。 |
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HTML |
不可 |
閲覧・配布用のファイルを生成する形式です。移行用途には利用できません。 |
|
|
不可 |
閲覧・配布用のファイルを生成する形式です。移行用途には利用できません。 |
既存スペースへ直接コンテンツをマージする機能は、現在の Confluence Cloud では標準提供されておりません。
「データ移行」「スペースのインポート」のいずれもスペース単位の移行を前提としており、移行先には新しいスペースとして取り込まれます。
既存スペースへ統合したい場合は、以下の代替手順をご検討ください。
移行元のスペースを、移行先サイトへ 新しいスペースとして インポート(またはデータ移行でコピー)します。
Confluence の 「ページの移動」 機能を利用し、新しく作成されたスペースから統合先の既存スペースへページを移動します。
移動完了後、不要になったインポート用スペースを削除します。
ページの移動は親ページを指定することで配下のページごと移動できるため、ツリー構造を保ったまま統合できます。
スペースのインポートやデータ移行を実施した後、移行先の権限モードに合わせてプリロールモードからロールモードに自動的に切り替わることがあります。
既存スペースの権限設定は保持されます。
これは期待される挙動となり、移行元と移行先のアクセスモードが異なる場合に、権限データの損失を防ぐ目的で移行先のモードが自動的に切り替わる仕様であり、すべてのお客様に適用されます。
参考: Confluence データ移行時のロールの挙動について
Akiyama
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