[このページは、クラウド版 (Jira Cloud 及び Confluence Cloud) をご利用の管理者向けの内容となります。]
Jira Software や Jira Service Management にてバグやインシデントが登録された際に、情報の整理や記録、事後レビューの目的で Confluence ページを作成することがあるかと思います。
今回は、Jira Cloud にて提供されている Jira Automation を使用して、バグやインシデントの課題 (リクエスト) が起票された際に Confluence ページを自動で作成する方法をご紹介いたします。
このような自動化を設定しておくことで、各インシデントごとに標準化されたフォーマットでインシデントを記録し、必要な情報を含んだ Conlfuence ページを残しておくことが習慣化されます。
インシデントの情報整理に使用するページを格納する Confluence スペースを作成します。
今回は「インシデント管理」というスペースを作成します。
レビュー用のテンプレートを作成します。インシデントに関する情報の記載欄や、必要なアクションを記載しておくと良いでしょう。テンプレートの作成方法はドキュメント テンプレートの作成 をご確認ください。
今回は「インシデントテンプレート」というテンプレートを作成します。
必要に応じて、ページを作成する親ページを作成します。
今回は、年度ごとにインシデントを管理することを想定し、「2022 インシデント」という親ページを作成しておきます。
今回はシンプルな例として Jira Sevice Management のサービスプロジェクトにて、Request Type「インシデント報告」のリクエストが起票された際に Confluence ページを作成する自動化を設定します。お客様の運用やご要件に合わせて、アクション実行の条件を変更してください。
自動化は、プロジェクト設定の「自動化」より設定いただけます。自動化の詳細は下記の通りです。
いつ: 課題の作成時
課題フィールドの条件: Request Type が「インシデント報告」と等しい
設定は以上です。
自動化を設定したプロジェクトにて、Request Type が「インシデント報告」のリクエストを起票してみたところ、無事 Confluence ページが作成されました。
今回は、インシデントや不具合などが発生した後の情報の整理に役立つ自動化を紹介いたしました。インシデント事後レビューのベストプラクティスや、テンプレートにどのような情報を含めておくことが有効であるかについて興味がある方は、ぜひ、以下のドキュメントをご参照ください。
K. Tajima
0 comments