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[FAQ]Jira Cloudでのスペース作成とテンプレート選択のガイド

Jira Cloudでプロジェクト管理やタスク管理を始める際に、まず「スペース」を作成していただく必要があります。

スペースの作成は、左部のナビゲーションから [スペース] > [スペースの作成] を選択していただくことで可能なのですが、その際に、

  1. まず、多数あるスペーステンプレートからご利用に適したものを選択し、

  2. 次に、「企業管理対象」または「チーム管理対象」のいずれかのタイプを選択する

という2つのステップがあり、それらが何を意味するのか?選択結果によってどのような影響があるのか?どの選択肢を選べばご利用の目的に合致したスペースが作成できるのか?といった疑問を抱かれるお客様が多くいらっしゃいます。

当記事では、そうした疑問の解決のヒントになる情報をご案内いたします。

 

1. スペーステンプレートとは何か?

スペーステンプレートとは、様々なユースケースに応じて予め設定を調整したスペース設定の雛形です。

異なるテンプレートを選んでいただくことで、スペース内で使用する課題タイプや、ワークフロー、使用できる機能やスペースのUIなどが異なります。

【ご参考】様々なJiraテンプレートのご紹介

なお、選択するスペーステンプレートによって、そのスペースで利用できる機能やUIを実現するための製品が異なる点にはご留意が必要です。

どのテンプレートがどの製品に基づくものであるかは、テンプレート名の下の表示によって判別可能です。

 テンプレート名下の表示

 利用される製品

作成されるスペースのタイプ(スペース一覧上の表記)

Jira

Jira Cloud

(旧Jira SoftwareまたはJira Work Management)

ソフトウェア(旧Jira Softwareのテンプレートの場合)

または

ビジネス(旧Jira Work Managementのテンプレートの場合)

Jira Service Management

Jira Service Management

サービス管理

Jira Product Discovery

Jira Product Discovery

プロダクト ディスカバリー

ソフトウェアスペース、ビジネススペース、サービススペースの違いについては、以下のドキュメントをご覧ください。

【ご参考】Jiraアプリケーションファミリーとは

また、Jira Product Discoveryについては、以下のドキュメントをご覧ください。

【ご参考】Jira Product Discoveryのご紹介

 

2. スペースタイプ(「企業管理対象」または「チーム管理対象」)について

次に、「企業管理対象」または「チーム管理対象」の違いについてです。

この2つのどちらを選ぶかによって、スペースで利用できる機能や、スペースの各種設定(権限、課題タイプ、ワークフローなど)の設定可能な範囲や変更方法が大きく異なります。

大まかに表現すると、両者の違いは以下の通りです。

スペースタイプ

特徴

企業管理対象

  • 機能の利用可否や、各種設定(権限、課題タイプ、ワークフローなど)を中央集権的に管理可能(逆に言えば、個別のスペースでの変更は不可)

  • 複数のスペース間で、設定の共有が可能

  • チーム管理対象スペースよりも複雑な設定や、高度な機能の利用が可能

チーム管理対象

  • 機能の利用可否や、各種設定を個々のスペースの要件に応じて柔軟に変更可能

  • 一部、利用できる機能に制約あり

 

詳細は以下のドキュメントをご覧ください。

【ご参考】企業管理対象スペースとチーム管理対象スペースの違いについて

 

3. おすすめの選択肢

スペース作成時にどのテンプレートを利用し、どのスペースタイプを選択するかは、お客様の要件に応じて、慎重にご検討いただくことをおすすめしますが、もし迷われた場合は、以下のような組み合わせをおすすめいたします。

(以下はあくまでご参考です。Jiraのご利用に慣れてきましたら、ぜひ他の様々な組み合わせもお試しになってみてください。)

(1) Jira初心者でまずは操作に慣れてみたいという方向け

以下の選択肢がシンプルですので、おすすめです。

  • テンプレート:「個人タスク プランナー」

  • スペースタイプ:「チーム管理対象」

(2) 複数の企業が参画するスペースでEXCELによる管理を脱したい方向け

細やかな権限管理やワークフロー設定によってガバナンスを担保しつつ、比較的とっつきやすい操作感でご利用いただける以下の選択肢をおすすめいたします。

  • テンプレート:「カンバン」

  • スペースタイプ:「企業管理対象」

(3) スクラムのフレームワークに準拠したアジャイルプロジェクトを進めたい方向け

Jiraの真価を発揮できる以下の組み合わせをおすすめいたします。

  • テンプレート:「スクラム」

  • スペースタイプ:「企業管理対象」

解説は以上となります。

当記事が、「スペースの作成」というJiraのご利用の一歩目を踏み出すための一助になりましたら幸いです。

※2025/12/15Update: 「プロジェクト」→「スペース」の用語変更を反映しました。

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