Q. Jiraのユーザーアカウントに複数のプロパティを設定しています。Automation for Jira の自動化ルールにおいて、該当のアカウントにユーザープロパティに設定されているメールアドレスの値を参照して、メールを送信するにはどのように自動化ルールを設定すれば良いでしょうか。
A. 設定例として、「Jiraにおいて課題が新規作成された際、課題の報告者のプロパティに設定されたメールアドレスのプロパティの値(キー: “anotherEmailaddress“)を参照してメールを送信する」ルールは下記の例のようになります。※プロパティのキー及び値は任意の値で問題ありません。
宛先の値にスマートバリューを用いた {{reporter.legacyProperties."jira.meta.anotherEmailaddress"}}
を設定することで、該当の課題の報告者ユーザーに設定されているプロパティ “anotherEmailaddress“ を利用してメール送信のアクションが実行されます。
※上記ドキュメントに記載されているように、ユーザープロパティの値の呼び出しはプロパティ設定時によって利用するプロパティキーが異なることにご注意ください。
・properties: REST API (EntityPropertyService) 経由で設定されたもの
→ 例: {{reporter.properties}}
・legacyProperties: Jira サーバーのグローバル管理者が「ユーザー プロパティの編集」UI で設定したもの → 例: {{reporter.legacyProperties.jira.meta.anotherEmailaddress}}
("jira.meta."の接頭辞を付けて呼び出す)
もし想定通りに自動化ルールで設定したルールで想定通りの挙動にならない、または メールが送信されない/受信出来ない時は、原因特定のために下記をお試しください。
・自動化ルールの監査ログを参照する
自動化ルール実行後の成功/失敗の情報は監査ログから確認可能です。また、エラーが発生した際には、エラーの内容が表示されます。
監査ログを使用する
・スマートバリューの値のデバッグする
監査ログの内容から原因が特定が難しい場合には、スマートバリューの値が想定通りの値になっているかどうか確認のため、デバッグ用のアクションを設定し、想定通りの値かどうかご確認ください。
下記はメール送信の前に、課題へのコメントを行うことで、スマートバリューの値をデバッグを行う例となります。
・メールの送信ログをデバッグモードに変更し、送信ログを確認する
スマートバリューの値が想定通りであり、また自動化ルールが正常に成功している場合、メール送信が正常に動作していない可能性がございます。
その場合には、 Jira Server でメールのデバッグ モードを有効化する の手順に沿って、送信メールのデバッグログ有効化をお試しください。メール送信時のデバッグログは atlassian-jira-outgoing-mail.log に出力されます。
また、Automation for Jira のメール送信では、Jira標準機能のメール送信を利用します。そのため、Jiraの送信メール設定において、送信メール機能が意図せず無効化されていないかどうか、ご確認ください。
注: 本ドキュメントの内容は、Jira Service Management 5.6.0 (Jira 9.6.0), Automation for Jira 8.2.0 を利用して動作確認を行っております。また、本記事の自動化ルールのルール設定は設定例として記載しておりますので、ご利用の際には十分に内容をご確認・ご検証の上、ご利用ください。
Ryoji Takata
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