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[Bitbucket] Bitbucket ServerおよびData CenterをGit 2.38.0+で実行している場合のパフォーマンス悪化について

※本記事は、Jeff Thomasが2023年3月6日に公開した英語記事「Performance regression running Bitbucket Server and Data Center with Git 2.38.0+」を翻訳したものです。内容に相違が見受けられる場合、英文ページの内容を正とします。

Git 2.38.0では、Gitでgit merge後にマージ前の状態を復元できるようにする変更が行われました。この変更によって処理量が増えたため、ディスクIOやCPU利用率が増えています。Gitをクライアントとして実行している場合、大きな影響はありません。しかしながらBitbucket ServerおよびData Centerにおいては、このコードパスはプルリクエストのマージ性をテストするために頻繁に実行されているため、システムパフォーマンスへの影響が多大なものになる可能性があります。さらに、プルリクエストでマージボタンがアクティブになるまでの時間などの一部の処理が、特定のリポジトリで数秒程度から10秒以上に増える可能性があります (マージ性の情報が事前に計算およびキャッシュされていない場合)。

注意: これはサーバーにインストールされているGitの問題で、Gitクライアント上ではGit 2.38.0を引き続き通常どおり実行できます。

この修正はPerformance regression running Bitbucket with Git 2.38.0+で追跡されています。最新情報を受取るためにこの課題をウォッチしていただくことをおすすめします。

回避策として、サーバーに2.38よりも前のGitバージョンをインストールできます。実行しているBitbucket Serverとの互換性を持つバージョンをインストールするようにしてください。互換性情報についてはBitbucket Server/DCのサポート対象プラットフォームページをご確認ください (バージョンセレクタから適切なバージョンを選択するようにしてください)。

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