Jiraで各タスクの期日 (期間) を管理するには複数の実現方法が考えられます。
切り分けポイントとしては、タスク期間をチャート等で視覚化したいかどうかがあります。
タスクやそれらの期間を視覚的なチャート形式で管理したい場合、製品ごとに次のネイティブ機能をご利用いただけます。
Jira Softwareの標準機能である「ロードマップ」機能を利用すると、個々のプロジェクトでプロジェクト内のエピックの期間を確認できます。エピック内の個々の課題の開始日と終了日は、それぞれが割り当てられたスプリントのものが継承して表示されます。
ロードマップ機能は次のように有効化できます。
チーム管理対象プロジェクト: プロジェクト設定 > 機能 > ロードマップ
企業管理対象プロジェクト: ボード上で … > ボード設定 > ロードマップ > (ボード名)のロードマップを有効化
プロジェクトを横断した管理を行いたい場合はJira Software Premiumに同梱されるAdvanced Roadmaps (高度なロードマップ) 機能を利用していただけます。Advanced Roadmapsではエピック以外のタスクの期間も調整できます。
ただし、現時点でAdvanced Roadmapsでは企業管理対象プロジェクトの課題のみをまとめることができ、チーム管理対象プロジェクトの課題を取得することはできません。この機能のリクエストは JSWCLOUD-20012 にございます。よろしければご確認のうえ、ウォッチや投票をご検討ください。
2種類のロードマップの詳細については当社のロードマップのご案内ページをご確認ください。
Jira Work Managementでは「タイムラインビュー」で個々のタスクの期間を確認できます。
タイムラインビューの詳細については当社のヘルプページをご確認ください。
Jira Service Managementは期日よりもSLAを主眼においた設計になっているため、デフォルトの視覚化機能は提供されていません。チャート形式での確認が必須要件である場合、前述のAdvanced Roadmaps機能でサービスプロジェクトの課題を取り込んでいただけます。こちらも企業管理対象プロジェクトのみが対象になる点にご注意ください。
チャート形式での俯瞰が必須ではない場合、対象の課題を検索して期日で並べ替えるフィルターを作り、それをダッシュボードガジェット (「検索結果の絞り込み」等) で読み込むことができます。あるいは「Jiraカレンダー」ガジェットに読み込ませてもよいかもしれません。
次のようなJQLのフィルターを作って購読することで、期限が近いタスクのメールまたはRSS通知を任意のタイミングで受け取っていただけます。こちらは期限3日前のタスクを抽出するJQLの例です。
due <= 3d order by created DESC
フィルターの購読についてはこちらのヘルプページをご確認ください。
期限が近いタスクの通知ではJiraの自動化機能もご活用いただけるかもしれません。
ご案内したネイティブ機能ではご要件に合わない場合、当社のMarketplaceで提供されているサードパーティ製のアプリをお試しください。いずれも無料で試用していただけます。
ご参考になりましたら幸いです。
Ai Hirama
Technical Support Manager
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