※本記事は、Ben Borecki が 2022 年 12 月 7 日に公開した英語記事「https://community.atlassian.com/t5/Atlassian-Migration-Program/Migrate-invalid-and-duplicated-users-with-new-JCMA-solution/ba-p/2210591」を翻訳したものです。内容に相違が見受けられる場合、英文ページの内容を正とします。
Jira Cloud Migration Assistant 1.7.7 では、移行を妨げる無効なメールアドレスや重複したメールアドレスの問題を解決するための新機能を利用できます。
以下の用途で使用できます。
ユーザーベース全体を評価し、無効なメールアドレスや重複しているメールアドレスを特定する
ユーザーとその詳細情報を表示して、ユーザーディレクトリで修正すべき重要なアカウントを特定する
重複したアカウントのマージ、新しいメールアドレスの作成、不要になったユーザーの無効化など、移行中に残りのアカウントを自動的に一括修正する
これらのオプションにより、移行が容易になり、何百もの手動アップデートを行う必要がなくなります。
Server や Data Center では、ユーザー名 (username) が主要な識別子となっているため、多くのユーザーが有効なメールアドレス提供することに注意を払うことはありませんでした。しかし、Cloud では異なります。プライマリ識別子であるメールアドレスは、有効かつユニークなものである必要があります。
これらの要件を満たさないメールアドレスがあると、移行がブロックされます。
まずは新機能を利用して、重要なアカウントであるこの「実際のユーザー」を特定し、ユーザーディレクトリでこれらのアカウントを更新することをお勧めします。
アシスタントの自動修正は、手動で修正するには多数の残りのすべてのユーザー (古い、Bot、重要ではないものなど) に対して適用すべきです。
アシスタントツールでできることの概要およびスクリーンショットは以下をご覧ください。
無効なメールアドレス |
重複したメールアドレス |
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ツールで移行元のユーザーは修正できないため、移行する際に Cloud 上に作成されたユーザーに対して修正が適用されます。最終的な結果はオプションによって異なります。
Migrate users as Former users (「Former user」としてユーザーを移行する)
ユーザーのアクティビティ(コメント、履歴) は保持されますが、ユーザーは無効化および匿名化されます。常に「Former User」という名前で表示されます。ユーザーはライセンスを消費せず、ログインできません。また、これらのユーザーを復元することはできません。
Merge duplicated users (重複ユーザーをマージする)
メールアドレスを共有するすべてのユーザーが Cloud 上で1つのアカウントにマージされます。権限やアクティビティ (コメント、履歴) もこのアカウントにマージされます。このメールアドレスにアクセスできる人であればログインできます。
Create new emails (新規メールアドレスを作成する)
現在のメールアドレスを、userID に基づいて事前生成されたもの、またはお客様がCSV ファイルに入力した新しいメールアドレスに置き換えます。ユーザーは自身の ID (「Former user」ではなく、例えば Charlie Atlassian など) およびアクティビティを保持します。ユーザーはライセンスを消費し、メールアドレスにアクセスできればログインできます (事前生成ではなく、お客様による入力が必要)。
詳細は、「移行のためにユーザーを評価および準備する」をご参照ください。
Jiraだけではありません。この機能は近く Confluence Cloud Migration Assistant に追加される予定です。
無効/重複メールアドレスの修正に関してフィードバックや質問がある場合は、[原文記事] にコメントしてください。
S. Ishida
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