2023年7月19日開催ウェビナー|【今こそ押さえておきたい】非技術部門のためのアジャイル・ワークマネジメント

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2023年7月19日(水)に、アトラシアン主催の無料ウェビナー『【今こそ押さえておきたい】非技術部門のためのアジャイル・ワークマネジメント』を開催いたします。

本ウェビナーでは、日常業務の管理やワークフローの整理にアジャイル思考を適用したアジャイル・ワークマネジメントをテーマに、非技術部門の働き方においてもアジャイルが注目される理由を始め、アジャイル・ワークマネジメントの考え方やその取り入れ方、回避すべき落とし穴について、その実践を支援するツールと合わせてお話します。

ご関心のある方は、事前登録の上、ぜひご参加ください。

後日、本投稿に当日のQ&Aでいただいたご質問とそれに対する回答を追記させていただきます。

(以下、7月26日追記)

当日のウェビナーの内容については、こちらからアーカイブ配信を視聴いただけます。
Q&Aの内容については、以下よりご確認ください。

 

 質問 回答 
 1. Jira Work Managementをツール例としてあげていただきましたが、Jira Softwareでも対応できますでしょうか Jira Softwareはアジャイル開発プロジェクトにおける様々な事項を管理するために設計されているため、もちろんJira Softwareを使って非技術部門の抱えるタスクを管理することは可能です。

しかし、ソフトウェア開発用として設計されたソフトウェアなため、非エンジニアには理解しづらい言葉であったり、時には不要なフィールドが多くございます。そのため、敢えてビジネスユーザー向けに新しく開発されたのがJira Work Managementです。非エンジニアの仕事のやり方に沿った表示や操作感を実装しておりますので、非エンジニアであればこちらのご利用を推奨いたします。

2. ご説明ありがとうございます。国内に、技術部門以外でアジャイルプロセスを導入されている企業事例があれば、伺いたいです。WebURLでもありがたいです。

はい、ございます。

大変恐縮ながら、弊社のお客様で具体的に社名公開の許諾をいただけているお客様はいらっしゃらないのですが、当社のお客様か否かに関わらず、国内企業様において、非技術部門にてアジャイルプロセスを導入して企業様の例は近年多くみられるようになりました。特に新規事業開発の関連部門、マーケティング、営業等でその傾向が強いようです。弊社から特定企業様のご紹介は致しかねますが、アジャイルやスクラムに関するコンサルティングをビジネスとされている企業様の事例等でインターネット等に公開されている情報もいくつか見受けられますので、確認されてみてはいかがでしょうか。

3. Jira Work Managementは、作業量を可視化するようなレポートがありますか? Jira Work Managementには、作業量を可視化するためのいくつかの種類のレポートを使用することができます。

詳細については、こちらをご確認ください:https://support.atlassian.com/ja/jira-work-management/docs/generate-a-report/

また、標準で提供されていないタイプのレポートに関しても、アドオンアプリ等を活用することで実現できる可能性がございます。

当社製品に追加して利用することができるアプリに関しては、Marketplaceをご確認ください。

4. 非技術部門だと、複数の業務を兼務しているメンバーが複数いる場合が多いと思うのですがカンバン上の表現例があったら教えていただきたいです。

複数の業務を兼務していたり、あるいは所属部門とは別に、プロジェクトや特定の施策のために集まったチームで特定の目的に向けて作業を行なっているケースも多く見受けられます。(つまり、個人としてはたくさんのチームに所属している)

その場合は、業務フローの流れを考慮し、全体を確認できるボードを作成されることをお勧めします。それが難しいようであれば、プロジェクト単位でのボード作成から始めてみてはいかがでしょうか。

ボードは複数作ることができ、ボードを横断したダッシュボードで全体の状況を把握することもできますので、試しながらぜひ最適な単位を見つけてみてください。

 
5. マネジメントの知識体系PMBOKとアジャイルの関係を御社がとらえる視点から教授いただけないでしょうか PMBOKといえばプロジェクトマネジメントに関する知識を体系化した本ですが、2021年に発行された最新版では、大きくその内容がこれまでと異なっているという理解でいます。

これまでプロジェクトというと、決められた期日までに成果物を確実に納品すること、つまりアウトプットを提供ことが目的として据えられていたのですが、最新版では、価値を提供することがその目的になっただけではなく、予測された計画や期日までのプロセスを積み重ねるという考え方から、原理・原則に従いながら、臨機応変に価値ある成果物を提供する方向へとかわっています。

これはウォーターフォールを前提とした考え方から、アジャイル開発の思想を取り入れる必要性が生じている近年のプロジェクト管理にまつわる実務状況が考慮された結果だと思われます。

DXにおいても、アジャイルが重要な鍵を握っていますし、現代のビジネス環境を取り巻く状況に適用するには、開発に限らず、アジャイルの思想に従った働き方が有効であることを示唆しているのではないでしょうか。

6. 人事や経理部などに勧めたいと思うのですが、セキュリティ面で対応できるのか不安です。そちらのセキュリティーはいかがでしょうか?

当社にとってお客様のセキュリティ確保は最も重要な関心事のひとつです。

エンタープライズレベルのセキュリティ要件にまで対応できるよう、さまざまな信頼性の確保・セキュリティ対策等を行なっております。

詳細に関しては、下記をご参照ください。

7. 最初の質問と被るのですが、Jira WorkManagementとJira Softwareの違いは、結局は機能の組み合わせだけですか?たとえばJWMにしかない機能(JSで開始して、あとから設定で追加できない機能)などはありますか?

Jira Work Management(以下JWM)とJira Software(JSW)は、共通のクラウド基盤であるAtlassian Platform上に構築されており、両者共にチームで取り組むプロジェクトに関して、誰がいつまでに何をするのか、その依存関係、現状のステータス等の情報を管理するための機能を持っている製品ですが、異なるユーザー層による異なる働き方を想定した設計思想の異なる製品です。JSWは、アジャイルを実践するソフトウェア開発チーム向けに設計されており、バックログ、スプリント、スクラム等のアジャイル手法をサポートするソフトウェアプロジェクトをセットアップすることができ、あらかじめ設定済みのワークフローを含む、スクラム、カンバン、DevOps、バグトラッキングといったソフトウェア開発に特化した4種類のテンプレートを使ってプロジェクトを立ち上げることができます。一方で、JWMは汎用的なプロジェクト・タスク管理の他、新入社員の受け入れといった人事向けプロジェクトや、月末締め作業管理のような財務部門向け、営業向けの案件管理、マーケティング向けイベント管理、承認ワークフロー等、20種類以上の幅広いプロジェクトテンプレートを備えており、用途に応じたプロジェクトを素早く立ち上げることができるようになっています。

さらに、いわゆる課題のビューに関しても、JSWが実践するアジャイルの方式によってバックログやカンバンを使って課題の可視化とトラッキングを行うのに対して、JWMではボードの他、カレンダー、スプレッドシート、概要、タイムライン等、ビジネスユーザーが日頃使いなれている各種ビューを備えているだけでなく、リアルタイムに他のチームメンバーの操作を確認すしながら操作する(Google Docsの同時編集機能的な考え方)こともできる他、ノーコードで入力フォーム等のフォームを作成できる機能も搭載しています。

他にも細かくあげればキリがないですが、大切なポイントは、異なるユーザー層による異なる働き方を想定した設計思想の異なる製品だということです。

JSWのプロジェクトとJWMのプロジェクトは異なるプロジェクト種別のため、「後から他タイプのプロジェクトにある機能を追加する」といった使い方はできません。新しいプロジェクトを作って、現在のプロジェクトにある課題を移行することは可能ですが、利用している機能によっては不可の場合もあります。

「企業全体としてどちらを使うか」というよりも、対象ユーザーや部門によって使う製品/プロジェクトを分けていただいた場合でも、コラボレーション、分析、自動化、セキュリティ等に関する共通機能を提供する同一プラットフォームを通じてチームやプロジェクトを横断した連携を行うことができるため、両製品を一緒に使うことで「顧客への価値」を最終成果物と考えた時の一気通貫のワークフロー全体を管理することが可能になります。

8. Jira Work Management と Trello どちらもカンバン管理ができると認識しておりますが、コンセプトや用途の違いを教えていただけますでしょうか? どちらの製品もカンバン方式による管理を行うことができる「ボード」を備えてはいますが、厳密にいうとTrelloのボードはあくまでも、ある特定の(かつ柔軟な)括りでグループ化された複数のリストをホストする箱であり、あらゆる情報を柔軟な軸でまとめたり、整理するためのシステムであるのに対して、JWMのボードは、決まったワークフローに沿ってステータス遷移や承認、変更管理等を行うことが前提の、より構造化されたシステムです。

特にTrelloをご利用の場合、なんとなく左から右へワークフローを意識した使い方をされている方が多いことから使い分けに関して混乱される方が多いのですが、実は決まったプロセスはなく、柔軟なグループ化を行なった結果を可視化しているだけと考えていただけると良いかも知れません。

そのため、「カンバン管理」だけを考えた場合、管理対象となる課題やタスクの遷移プロセスが最初からかっちり決まっているかどうか、または、とりあえず手早く始めて徐々に最適な形にしていきたいかなどを基準に選択すれば良いかと思います。

(その他多くの点で機能が異なりますので、必ずしもそれだけでどちらが適切かはケースバイケースになるかと思います。)

9. 本日の資料は共有頂けるのでしょうか?  本ウェビナーのスライド資料は Speaker Deck 上に公開しております。
10. 長期のプロジェクト(年単位)を行う場合、アジャイルマネジメントだとどのように区切りを置き、jira上でどう管理しているのか?(3カ月区切りの場合、クオーター単位でプロジェクトをわける?)

ソフトウェア開発の場合、一口にアジャイルといっていくつかフレームワークがございますが、例えば多くの実践者がいるスクラムの場合、スプリントというタイムボックス単位に区切ってバックログや実装する機能/タスクを管理します。

1つのスプリントには、1-4週間程度期間が設定されることが一般的ですが、どれくらいが最適かわからない場合には、1-2週間で設定することをお勧めします。

詳細は、こちらを参考にしてみてください。

11. アジャイル開発とウォーターフォール開発の使い分けができる状態がベストと考えています。アジャイル開発は「着手してみないと何ができるか・何がベストかわからない」といった状況下・案件で取るべき手法と考えていますが、御社ではどのような場面で活用すべき手法と認識しているのでしょうか。

当社でも、すべてのソフトウェア開発プロジェクトがアジャイルであるべきだとは思っておらず、適切に使い分けるのが最適だと考えております。

使い分けに関しては、クネビンフレームワークを使って説明させていただくことが多いです。端的にいうならば、簡単な問題はウォーターフォールで、複雑な問題はアジャイルで対処するのが有効です。

少し古い情報ですが、弊社のプロダクトマネージャーがこの話題に対して触れているイベントでの講演内容が記録されていますので、よろしければ詳細はそちらをご確認ください。

12. 複数部門のメンバーが参画するPJの場合、各メンバーが所属する部門の業務量(負荷)はPJメンバーから見えにくいが、PLやPMはどのように把握するのがおすすめか?(ビジネス部門です)

当社ソリューションは、部門や役割に関わらず、複数の製品やプロジェクトを横断した業務・タスク・作業内容を可視化する手法を、いくつか提供しています。

シンプルなところでは各種プロジェクトのダッシュボードやレポート類、もう少し粒度の大きいところではタイムラインやロードマップなどの機能をお使いいただくのが良いかと思います。

ビジネス部門向けのプロジェクト管理ツールであるJira Work Managementで大規模な組織を横断した情報を確認するのであれば、複数のビジネスプロジェクトを横断した情報をまとめて表示するのに役立つ「概要」機能がお勧めです。(Premiumプランでのみ利用可)

詳細については、こちらのブログを参照ください。

13. アドミンとして、分からないことがあった場合、問い合わせできる場所などがありますか?paidを使用している場合、そちらのアドミントレーニングのサービスなどありますでしょうか?

有償製品をお使いいただいているとのことですので、弊社のテクニカルサポートをご利用いただくことができます。

その他のリソースに関しては、こちらのページをご参照ください。

また、販売店を通して購入されたライセンスの場合、販売代理店からサポートを受けられる場合もございます。

詳細は購入された代理店にお問い合わせください。

14. なかなか経営陣や上層部が非開発系の部署でのアジャイルの導入についてなかなか理解を得られません。どのように説得したり、非開発系でのアジャイルの価値を理解いただくにはどのようにアプローチすればよいでしょうか?

アジャイルに限ったことではないのですが、人は元来変化を好まない生き物です。変化を受け入れてもらうためには、実際の効果・成果を実感してもらうことです。

実際、弊社のお客様でも多くの場合、新しいツールや手法を導入する際には「反対勢力」への対処に苦慮されるえという話はよく聞きます。大抵の場合、そのような状況に対しては、新しいもの好きや若手が多い小さなプロジェクトや、趣旨に賛同してくれる少人数の有志等、ミニマムで実験的な取り組みをスタートし、目に見えてわかりやすい成果をどんどん共有していくことで突破口を見出されています。このように、徐々に実績を作りながら拡大していくアプローチが有効かと思われます。

15. ビジネス部門の生産性はどう把握できますか?ベロシティなどの計画や実績などの推移など見れますか?

Jira Work Managementでは、チームの生産性や作業負荷を確認できる各種レポート機能をお使いいただくことができます。

詳細は、こちらをご参照ください。

16. Jiraの上手な使い方が知りたいです。細かい機能を解説した資料やウェビナーはありますか?

Jira Work Management については、8月30日(水)開催予定のウェビナー『【ビジネス部門の方必見】進化する Jira Work Managment を全解剖!- 業務の可視化と無駄のないワークフローで全社的な効率化を支援』で具体的なユースケースに基づいた機能紹介をいたします。ぜひ事前登録の上、ご参加ください。

Jira Software および、Jira Service Management については過去のウェビナーをこちらからご確認いただけます。

17. 本日のレコーディングなど共有いただけますでしょうか?

本ウェビナーのアーカイブ動画を公開しております。以下に、アーカイブ動画の視聴方法についてご説明します。

  1. アーカイブサイトにアクセス

  2. フォームに必要情報を入力の上、「今すぐ見る」をクリック

  3. Webセミナー視聴画面が立ち上がります

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