Atlassian Cloud の Jira, Confluence を利用するにあたってバックアップ取得に関わる管理者の負担を軽減する方法を紹介します。
(1) なぜバックアップが大切なのか
Atlassian Cloud では Jira, Confluence ともに データストレージ FAQ に記載の通り、ユーザーの誤操作に起因するコンテンツ喪失などに対するデータ復旧は提供されていません。
Atlassian Cloud サイトでは、変更をロールバックするためのバックアップ データの使用はサポートされません。
ついては、アプリケーションの意図しないデータ喪失に備えて、管理者がバックアップを取得しておくことが重要になります。
(2) 自動化スクリプト
Atlassianのサポート対象外ですがcurlにてバックアップを取得できるスクリプトが公開されておりcronなどで定期実行することが可能です。なおバックアップ実施は48時間に1回までに制限されています。
Power Shell 向けには https://bitbucket.org/atlassianlabs/automatic-cloud-backup/issues/15/rest-url-is-coming-back-as-a-dead-link をご参照ください。
※これらのスクリプトは 2017-12-09 現在では動作しておりますが、エンドポイントが予告なく変更されバックアップ取得が失敗する恐れがあることはご了承ください。
(3) おすすめの設定方法
自動化スクリプトの留意点は次の通りです。
- 夜中の 01:00-03:00 (JST) は メンテナンス時間 によりサービス利用ができなくなる可能性があるため、cronのはこの時間帯は避けて3:00以降をスケジュールに指定する
- パスワードの代わりに API token を利用する
(4) 関連チケット
関連する機能リクエストへの投票 (Vote for this issue) をご検討ください。
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