※本記事は、Kim Mooneyが2022年9月30日に公開した英語記事「Jira Software Instance Cleanup Guide」を翻訳したものです。内容に相違が見受けられる場合、英文ページの内容を正とします。
👋 こんにちは。アトラシアンのカスタマーサクセスチームのKimと申します。私たちは、Jira Softwareなどのアトラシアン製品での成功を支援しています。本日のトピックはインスタンスのお掃除です 🛀
Jira Softwareの利用開始から1年以上が経過している場合、インスタンスのクリーンアッププロジェクトを実施することをおすすめします。クリーンアップは、Jira Software Cloudに移行したばかりで移行前にクリーンアップが行われなかったインスタンスでも推奨されます。
Jira Softwareインスタンスのクリーンアップを行うことで、生産性を向上させ、探しているものを素早く見つけられるようになるほか、ユーザーエクスペリエンスを強化することができます。
準備はできましたか? Jira Softwareインスタンスのクリーンアップを行って重複をなくす方法を、以降のガイドでご確認ください⤵
実際のクリーンアップを始める前に、スムーズな実施の実現のため、いくつかの作業を行う必要があります。
プロジェクトに参加する管理者の数を制限します。3、4人にすることをおすすめします。これは「多ければ多いほどハッピーになる」シナリオではありません 😉
変更は認知することから始まります。インスタンスの効果的なクリーンアップを始める前に、現状を把握することがあります。以降は、確認が推奨される領域とそれらを見つける方法です。
監査項目 | 監査用リソース |
アプリ
|
|
ユーザー
|
*認証済みドメインでのみ利用可能 |
プロジェクト
|
すべてのプロジェクトの確認方法
|
ユーザーグループ
|
ユーザーグループの確認方法 |
課題タイプ
|
課題タイプの確認方法
使われていない課題タイプを見つける方法 |
ワークフロー
|
すべてのワークフローの確認方法
|
自動化ルール
|
ご利用のインスタンスで整理が必要な領域を特定したら、保持すべきものと余分なものをチームが共通で理解できるよう、ルールを作成します。
ルールの決定に利用できる質問
|
💡 ヒント: ルールはあとから参照できるよう、Confluenceページに記録しておきます。 |
これまでにクリーンアップを行ったことがない場合、初回のクリーンアップは大変なものになることがあります。問題が発生している主な領域で、まずはすぐに成果を実現できそうな対象を見つけ、その後長期的にノイズを減らしていきます。
すぐに成果を実現できる可能性のある項目
|
管理者、チームリード、プロジェクト管理者は、整理が必要な対象や不要なエンティティを判断するうえで有用な助言を提供できる可能性があります。クリーンアップ予定を共有し、支援を依頼しましょう。また、変更内容を組織に効果的に伝えるための変更管理計画を作成する際にも、彼らに意見を求めるとよいかもしれません。
💡 ヒント: インスタンスのバックアップを取得し、変更は本番環境に適用する前にテスト環境で試すことをおすすめします。 |
作業の進行に合わせてメモを取るようにしましょう。このプロジェクトは、インスタンスを変えるだけでなく、将来的に秩序を維持するためのものにもなっています。実際に役立つルールやプロセス変更を考慮するようにしましょう。
監査項目 | アーカイブ/削除方法 |
アプリ |
|
ユーザー |
|
ユーザーグループ |
|
プロジェクト |
プロジェクトのアーカイブ方法* |
カスタムフィールド |
カスタムフィールドの削除方法* |
課題タイプ |
|
ワークフロー |
|
自動化ルール |
このタイミングで手順やプロセスを更新します。この時点で、将来的なクリーンアップ作業の時間を減らせるような自動化候補を把握済みかもしれません。次のような案があります。
プロセス改善 | 自動化 |
|
|
クリーンアップを頻繁に行うことで、間隔を空けるときよりも所要時間を減らすことができます。この取り組みを維持し、定期的なクリーンアップ用の時間をスケジュールに追加しましょう。
クリーンアップスケジュールの推奨事項
四半期ごと |
1年ごと |
|
|
過去にクリーンアップを行ったことがありますか? インスタンスの整理された状態を維持するためのプロセスをすでにお持ちですか?
初めてクリーンアップを行う人のために、ぜひアドバイスをお寄せください👇
Ai Hirama
Technical Support Manager
61 accepted answers
1 comment